真っすぐに伸びた主枝や亜主枝って、見ていて気持ち良いだけでなく、樹全体への日照が均等になるだけでなく、管理作業も効率的にできますよね。
しかし、ここ南アルプスは地力が弱いため先端を強めに切り戻すことから、新梢がくの字に曲がったり、生育期の南風で新梢があおられて曲がったりと、放置していても真っすぐには育ってくれません。
そこで、竹を添えて曲がった主枝、亜主枝を矯正するのですが、これが案外までうまくできずに難儀していました。
これまでは添え竹を主枝、亜主枝に直接結んでいたけれど、枝の曲がりに竹が引っ張られてしまい、なかなか枝の下に竹を添えるのが難しかったのですが、直接結ぶのをやめたら、なんとも竹に沿って真っすぐに矯正できるようになったという話です。
ベテラン農家にとっては当然かもしれませんが、新米な私がこれにたどり着くのに五年をようしました。他の新規就農者にとってすこしでもお役に立てますように。
【撮影日】2020年5月15日
【撮影】iPhone 7
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