農園長ブログ

【桃の有機栽培チャレンジ】剪定、誘引、休眠期防除編

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さとう農園では、除草剤や化学合成肥料はもとより、化学合成農薬を使用せず、有機JAS農薬のみを使用して桃を栽培しています。

今回は、さとう農園の剪定、誘引、休眠期防除について浅めに紹介します。

https://youtu.be/YoZZdywQffc

さとう農園で栽培する桃の品種は以下の通り。

ちよひめ
日川白鳳
加納岩白桃
夢みずき
あかつき
浅間白桃
なつっこ
つきあかり
川中島白桃
黄金等
黄貴妃
幸茜

今回は、浅間白桃を剪定しますが、基本、他の品種も一緒です。
以下のように管理することで、陽当たりと風通しが良好となり、品質が上がるだけでなく、病害虫大発生のリスクも軽減でき、さらには作業導線が明確になり、作業漏れや品質格差を極力減少させることが出来、最小の労力で最大の成果を期待することが出来ます。

【剪定】
・開心自然形の二本主枝仕立て
・主枝、亜主枝先端は基本しっかり目に切り戻し
・しっかり切り戻さないと、出てきた枝が弱めで葉芽が着きにくいような
・さらに土地がやせ気味なので、しっかり切り戻さないとそもそも先端自体がしっかり伸びてくれないリスク大
・結果枝は小枝を亜主枝上に並べ、枝先を切り戻し、先端の目を多少なりとも反発させる(生育途上で先端を停める)
・強くなりすぎた徒長枝は間引く
・亜主枝は多めに配置し、強いものは下から引っ張りしっかり抑える
・枝が強いと芽飛びしまくり良い小枝(結果枝)がそろわない
・多少車枝状態になっても、しっかり抑えておけば先端は負けにくい
・先端負けそうになったら迷わず切り落とす
・品種によっては結果枝に葉芽が着きにくく、芽座が主枝から遠のいてしまうので要注意(というか、あまり無理せず)

【誘引】
・強風を考慮し、流されないよう風上の南方向に枝を引っ張ることが多いが、基本、樹と樹、枝と枝で引っ張り合う。
・帆柱は使わない。枝を帆柱方向にしか引っ張れないため、風に流されるし日陰が多くなる。
・支えたい亜主枝は、水平以上の2か所の枝から引っ張ることで支柱を入れずとも支えることが出来る

【休眠期防除】
・12月中にスプレーオイル(マシン油乳剤)30倍でカイガラムシ撃退
・2月中旬に石灰硫黄合材7倍でハダニ、カイガラムシ、殺菌全般(特に縮葉病対策)
・いずれも、散布漏れ無いよう丁寧に掛けることで、年間の殺虫、殺菌剤散布激減できる

五感で感じる観光農園 南アルプス くだものびより さとう農園

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