農園長ブログ

昨年の悪夢再び、、、新型コロナと春の雪のダブルパンチ!!くだものと果樹農家は生き残れるのか、、、

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昨年に引き続き、今年も花の時期に雪が降ってしまいました。

昨年は、李が散際、桃が満開、サクランボが咲き始めの4月10日に、花に積もるほどの降雪がありました。

 

今年は、暖冬の影響で、李、桃の開花が昨年より1週間から10日早かったため、寒の戻りや降雪が危惧されていたのですが、今日3月30日に見事的中してしまいました。

 

昨年は、降雪により、雌しべが枯死し、特にこの南アルプスで盛んな桜桃の収穫量が大きく減少した農家さんが沢山出たようです。

桃も、結実不良、種の生育異常などにより、品質に大きなばらつきが出たため、『これが数年続くようなら、桃農家はとても続けられないなぁ、、、』と嘆く農家さんも多くいました。

 

まさか、毎年、、、

なんて思っていたら今日の雪。

 

もちろん、昨年は、4月の降雪に続いて、生育期と収穫期の6月から7月にかけて曇雨天が続くなど、春の降雪に追い打ちをかける悪影響が重なったのですが、今年はどうなのでしょうか。。。

 

今年は、新型コロナウイルス騒ぎで、全国各地で外国人技能実習生の入国が認められず、予測される労働力不足から種や苗の植え付けを例年より減らす農家さんが出ているとの報道もあります。

当園でも、2月23日から8月半ばまで予定していた外国人農業ボランティアの受け入れをキャンセル、又はペンディングしている状態です。私一人の労力でも無理すれば回せる範囲なので、意図した着果量の減少などは計画していませんでしたが、今日の雪で自然と着果量減少や歩留まりの悪化が予測されます。

 

【That which doesn't kill us makes us stronger.】

原文Aus der Kriegsschule des Lebens-- Was mich nicht umbringt,macht mich staerker.

 

自然相手なので、去年の失敗・経験を活かしてなんて簡単には言えませんが、上記のように前向きにとらえ、少しでも美味しく新鮮な『くだもの』を皆様へご提供できるよう頑張っていこうと思います。

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